2010年 09月 12日
Poêlé と Christofle のカトラリー
“天然真鯛のポワレ 水茄子とブラウンマッシュルーム添え”
な〜んてね。^^
ポワレ(仏:poêlé)とは、
フランス料理における調理法のひとつ。
「蓋をした銅鍋で蒸し焼きにすること」であり、
ただ「焼く」という方法ではない. らしい。
今回もお友達がデジュネをこさえてくれた。
ただ焼くのではなく、蓋をして蒸し焼きにして。^^
添えものは、美味しい泉州産水茄子にブラウンマッシュルーム。
ソースはバターを一切使わず、魚のあらからとった出汁を煮詰めて
牛乳とブラウンマッシュルーム それにチャイブを使っただけ。
いやぁ~~美味しかったなぁ~!!
実に美味しかった !!!
さて、カトラリーは
Christofle [1830年創業]。
一流レストランで愛用されているChristofle社のカトラリー
シルバープレートのメッキの厚さは有名で、
手入れを怠らなければ100年以上も使い続けることができる
と言われている。
どっしりと重厚感のある感触は最高の贅沢であると思う。
このような柄の形のスプーンをFiddle型スプーンという。
形がヴァイオリン(Fiddle)に似ていることから命名されたらしく、
もともと18世紀のフランスで人気だったこのパターンが
19世紀に入った頃にイギリスでも流行したらしい。
上の写真でわかるように、
このスプーンは、先が尖っている。
しかも、くぼみが現代のものよりも深い。
この形、
おもに19世紀初期~19世紀中期辺りに作られたもので、
なぜ先が尖っているのか不明だけど、
この時代以前にも以後にも作られていないようで、
時代特有の食生活に合わせて作られたものらしい。
今回のお料理が魚だったので、
この尖ったスプーンを使ってみました。
by lambidumidi
| 2010-09-12 13:29
| 食:cuisine