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L'Ambiance du Midi ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Poêlé と Christofle のカトラリー

“天然真鯛のポワレ 水茄子とブラウンマッシュルーム添え”


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な〜んてね。^^



ポワレ(仏:poêlé)とは、
フランス料理における調理法のひとつ。
「蓋をした銅鍋で蒸し焼きにすること」であり、
ただ「焼く」という方法ではない. らしい。

今回もお友達がデジュネをこさえてくれた。

ただ焼くのではなく、蓋をして蒸し焼きにして。^^

添えものは、美味しい泉州産水茄子にブラウンマッシュルーム。
ソースはバターを一切使わず、魚のあらからとった出汁を煮詰めて
牛乳とブラウンマッシュルーム それにチャイブを使っただけ。

いやぁ~~美味しかったなぁ~!!
実に美味しかった !!!


さて、カトラリーは
Christofle [1830年創業]。

一流レストランで愛用されているChristofle社のカトラリー

シルバープレートのメッキの厚さは有名で、
手入れを怠らなければ100年以上も使い続けることができる
と言われている。

どっしりと重厚感のある感触は最高の贅沢であると思う。


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このような柄の形のスプーンをFiddle型スプーンという。
形がヴァイオリン(Fiddle)に似ていることから命名されたらしく、
もともと18世紀のフランスで人気だったこのパターンが
19世紀に入った頃にイギリスでも流行したらしい。

上の写真でわかるように、
このスプーンは、先が尖っている。
しかも、くぼみが現代のものよりも深い。
この形、
おもに19世紀初期~19世紀中期辺りに作られたもので、
なぜ先が尖っているのか不明だけど、
この時代以前にも以後にも作られていないようで、
時代特有の食生活に合わせて作られたものらしい。


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今回のお料理が魚だったので、
この尖ったスプーンを使ってみました。



by lambidumidi | 2010-09-12 13:29 | 食:cuisine